この夏、デザイナー由紀子は、シンガポールに行ってきました。
東南アジア青年の船の25周年の同窓会です。

 
大発展をとげたシンガポール

200数十名いた仲間が25年ぶりに
何十人か勢揃いして集まると、
こころは、25年前にタイムスリップ。
3日間、ワイワイガヤガヤとたくさんの友達と親交しなおしてきました。

 
日本代表の仲間たちと。 集まればいつものグループ写真、集まったのはこの3倍

25年前は、発展途上国のひとつだったシンガポールは大発展をとげ、
今や、人口一人当たりのGDPは日本以上の先進国となりました。
その勢いでシンガポールの友人たちも元気一杯にホストしてくれました。

アジアの各国の発展ぶりもすごいのですが、
今も気持は25年前の元青年たちの発展ぶりにも目をみはるものがあり、それぞれの国で、大きく活躍している人たちがたくさんやってきました。

 
ラッフルズホテル、 シンガポールスリングで有名なロングバーの鳩

でも、大発展を遂げたアジアの国々だけど、
仲間と自由時間に出かけたラッフルズホテルのロングバーで
シンガポールスリングのカクテルをすすってみれば、
外の喧噪はどうあれ、ずーっと変わらずに良さがそのまま残るシンガポールもそこにあるな~って、陽だまりにたたずむ鳩をみて思います。
友情も同じことですね。
変わるから良いことと、変わらないから良いこと。

25年たって、それぞれの人生を背負って
笑顔であらわれた仲間たちと尽きることのない会話を楽しんで、
友情を続けることの意義を確信する旅でした。

1974年に当時の田中角栄首相が東南アジア歴訪の旅のおみやげにもって日本とASEAN諸国の交流の事業としスタートした東南アジア青年の船も、今年は、35回目を数え、ASEANの加盟国も増えるにつれて、訪問国も増え、交流の輪は広がっています。

この同窓会を機にみんなで国境を越えたこのネットワークをつかってできること、次の世代につなげていくことという模索も始まりました。

日本の政府がまいてくれた種が芽をだし、だんだん育ってきていることを実感し、たくさんの出会いにまた感謝する旅でした。


ユークルチェも変わるから良いことと、変わらないから良いことを大切に、続けて頑張ります。

デザイナー由紀子

1974年の田中角栄首相の東南アジア各国でのスピーチ
東南アジア青年の船について提案しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/1974_2/s49-shiryou-2-3.htm